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NPO法人よるべさ 3周年

弊社が関わっている北海道幌加内町の特定非営利活動法人よるべさがお陰様で3周年を迎えました。
初めて、訪問させて頂いた時は4年半ほど前の5月だったと思います。
それでも駐車場には沢山の雪が残っていたには大変驚きました。
幌加内町は人口は1700人を切っています。旭川市から車で2時間ほどかかります。
幌加内町には3つの日本一があります。
一つはそばの収穫量が日本一。そばのの白い花が広い広い平野一面に咲く風景は絶景です。
2つ目は日本一大きな人造湖朱鞠内湖です。湖とは思えないほど広く、幻の魚イトウが釣れるそうです。また冬はワカサギ釣りでも有名です。
三つ目は日本最寒測度マイナス42℃を観測したことがあるそうです。冬は3m以上の積雪があり、まさに濡れたタオルを振り回せばカチンカチンに凍ります。

買い物をするにも不便で、ある程度揃っているスーパーに行くには車で1時間近くかかります。
ガソリンスタンドもないので、ある程度余裕をもって給油に行かなければなりません。
介護事業所もありませんでした。高齢になり介護が必要になると、2時間ほどかかる旭川市やもっと離れた札幌の施設に移り住むしかありませんでした。

弊社が関わる幌加内町の朱鞠内は、町の中心部からまた更に40分以上離れたところにあります。
朱鞠内・母子里・添牛内の三自治区で人口は100人程度。高齢者は無くなったり、移り住んだり、若者は仕事が無い為、地域を離れていく。まさに年々過疎化が進んでいます。

そのような場所に縁あって関わり、住民の方々のお力を借りながらNPO法人を設立し、小規模多機能居宅介護事業所を立ち上げました。
そこに働く職員さんに出会い、地域の方々に出会い、多くのことを学ぶ機会を頂きました。
スタッフもこちらから出向きしばらくの期間滞在し、小規模多機能の立ち上げを地元の方々と試行錯誤しながら行いました。

鹿児島では経験できないこと、幌加内町だから体験できたこともたくさんありました。
振り返ればあっという間の3年間でした。現場のスタッフさんは、大変苦労されたことと思います。
北と南で、距離はかなり離れていますが、同じ理念を掲げ地域の中で求められていることを常に考え、同じ仲間として頑張っています。
この事業を通して、多くの人に出会いました。沢山の方にご指導、ご協力頂いてきました。
全国各地の方が、NPO法人の会員となり支えてくださっています。

石の上にも3年。ある意味駆け足でここまで来ました。

今後もこれまで通り、連携を取りながら、過疎地・離島関係なく、認知症になっても介護が必要になっても住み慣れた地域で最期まで暮らし続けたいという思いにしっかり応えられるよう、スタッフ一丸となって頑張っていきます。

今後ともご指導・御協力よろしくお願いします。