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旅カレッジ2018

今年も旅カレッジスタートしました

認知症の方と海外旅行に行きたい!

もうあれから4年になります。
認知症の方の可能性を多くの人に知ってほしい、その為にはご本人自ら行動を起こすこと、安心してチャレンジできる環境を作ることが僕らの使命です。

「日常から非日常へ」

一緒に台湾、韓国に行って気づいたことがあります

いつも一緒にいる僕達がそのお年寄りの可能性を奪っていたこと、チャレンジを制限していたことです。
日々の介護で一緒散歩に出かけることがあります。
疲れないか? 足が痛くならないか? と思って歩く距離や時間を僕達の都合や判断で決めてしまっていることが度々あります。
それって、もしかすると僕らの都合(次の予定や業務)によって決めてしまっていることの方が多いのかも知れません。
ご本人が疲れないか?、足が痛くならないか? は僕ら介護スタッフの都合を正当化する為の言葉だったのかも知れません。

旅に行くと92歳の畠田さんは、1日6000歩以上歩かれます。階段もゆっくり登ったり降ったり、、、。車椅子に乗りませんか?とお誘いしても全く見向きもしません。

初めてのホテルでのシャワーやトイレ。全く何を言っているのか解らない言葉。ちょっと辛めの料理。目移りしそうな朝のバイキング。夜は超混雑した夜市をウロウロします。

認知症の方にとっても、僕らにとっても刺激がいっぱいです。

近くの霧島温泉、指宿、熊本あたりではやっばり違うんです。
それは身近なところだと、僕らは連れて行くスタッフになってしまいます。緊急時の対応もしやすい。行った場所で困ったら頼れる場所も人もいる。
これでは、看られる人、見る人や支えられる人、支える人の関係は変わりません。
海外という異国の地に共に行き、共に過ごすことによって、共に感動したり時には共に困って一緒に考えたり。そして、相談しあって次の行動を決めたり、、。

共に時間を共有することで関係性が深まり、良い意味での依存関係になり、安心感に繋がり、次への一歩が踏み出せます。

たかが旅行、されど旅行!

認知症になっても介護が必要になって共にチャレンジし続けます

今回、この旅カレッジではクラウドファンディングでのお力を借りることを決意をしました。
旅行者の安全を確保するために介護スタッフ、看護師の存在が欠かせません。
これまで、すでに4回旅カレッジを実施してきましたが、各事業所で費用を少しずつ負担してきました。
今後も継続的に開催していくためにも、今回からはみなさまにもお力をお借りし、一緒に旅カレッジを行っていけるようにしたいです。

https://readyfor.jp/projects/tabi-college